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【ChatGPT】3本の移動平均線を使ったカスタムインジケーターを作成する方法

移動平均線 トレンド インジケーター チャート FX MQL4初心者講座
縦赤線がクロス位置
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トレーディングの世界では、移動平均線を使ったトレンド確認が非常に重要です。

この記事では、ChatGPTを使って、短期・中期・長期の3本の移動平均線を活用したカスタムインジケーターの作成方法を分かりやすく解説します。

このインジケーターを利用すれば、トレンドの強さを把握し、エントリーやエグジットのタイミングを見極めるのが簡単になりますよ。

1. 移動平均線とは?

移動平均線 トレンド インジケーター チャート FX

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移動平均線は、過去の価格データを平均化し、トレンドの方向性を視覚化するために使われます。

これにより、トレーダーは価格の動きをより理解しやすくなり、トレンドに基づいた取引判断が可能になります。

移動平均線は、価格の急激な変動を平滑化し、トレンドの全体的な方向性を明確にします。

また、移動平均線のタイプや期間を変えることで、さまざまな時間軸でのトレンドを分析することができますよ。

移動平均線の種類

主に使用される移動平均線には、単純移動平均線(SMA)と指数平滑移動平均線(EMA)の2種類があります。

単純移動平均線(SMA)は、指定された期間の価格の平均値を計算するシンプルな方法です。

一方、指数平滑移動平均線(EMA)は、より最近の価格にウェイトを置いて計算されるため、価格の変動に対してより敏感に反応します。

どちらの移動平均線も、それぞれのトレーダーの目的や取引スタイルに応じて選択できます。

短期取引では、EMAがより適している場合が多いですが、長期的なトレンド分析にはSMAが好まれることが多いです。

短期・中期・長期の移動平均線

本インジケーターでは、20期間の短期移動平均線、50期間の中期移動平均線、100期間の長期移動平均線を使用します。

短期移動平均線は、主に価格の短期的な動きを捉えるために使用されます。

これにより、トレンドの発生や転換点を早期に見つけることができます。

中期移動平均線は、短期と長期のバランスを取りながら、より安定したトレンドを確認するために利用されます。

長期移動平均線は、全体的な市場のトレンドを把握するために重要で、価格の長期的な傾向を示します。

これらの3本の移動平均線を組み合わせることで、異なる時間軸でのトレンドを総合的に分析し、より精度の高い取引判断が可能になりますよ。

 

移動平均線とは?使い方とFXでの活用方法:MQL4初心者 | 初心者プログラミング奮闘記 (autofx-ai.net)

 

2. ChatGPTを使ったカスタムインジケーターの作成手順

ChatGPTは、コーディングスキルがなくても簡単にカスタムインジケーターを作成できる強力なツールです。

特に、トレーダーが自身の取引スタイルに合わせたインジケーターを作成する際に非常に役立ちます。

この章では、具体的な手順をステップバイステップで解説します。

簡単なプロンプトをChatGPTに入力するだけで、複雑なコードを生成し、TradingViewや他のプラットフォームで使用できるカスタムインジケーターが作成できますよ。

ステップ1: ChatGPTにインジケーターの要件を入力

まず、最初のステップとして、ChatGPTにインジケーターの条件を伝えます。

例えば、「3本の移動平均線を表示し、トレンドの強さを確認できるインジケーターを作成して」といったプロンプトを入力します。

このプロンプトには、必要な移動平均線の期間、表示形式、そしてトレンドの判断基準などを具体的に含めることが重要です。

移動平均線の期間や種類(単純移動平均線や指数平滑移動平均線など)も明確に指示すると、より正確なコードが生成されます。

また、特定の条件下でアラートを出すように指示することも可能です。

例えば、「短期移動平均線が中期移動平均線を上回ったら買いシグナルを出して」といった具合です。

ステップ2: ChatGPTが生成したコードを確認

次に、ChatGPTが生成したコードを確認しましょう。

このコードをコピーし、TradingViewやMT4、MT5などのトレードプラットフォームに貼り付けます。

コードが正確であることを確認し、必要に応じてカスタマイズすることもできます。

例えば、色やラインのスタイルを変更したり、追加の条件を加えたりすることで、自分だけのインジケーターに仕上げることができます。

もしエラーが発生した場合は、ChatGPTに修正を依頼することができるので、何度でもトライすることが可能です。

生成されたコードがうまく動作しない場合や、想定通りの結果が得られない場合は、コードを微調整することで解決できます。

ステップ3: インジケーターの動作をテスト

インジケーターを設定したら、その動作を確認するためにテストを行います。

実際のチャート上でどのように表示され、どのようにシグナルが発生するかを観察します。

この段階では、エントリーやエグジットのタイミングが正確であるか、またはシグナルの頻度が適切であるかを確認することが重要です。

必要に応じて、再度ChatGPTにコードの調整を依頼し、最適な結果を得られるようにしましょう。

テストが終了したら、実際の取引に移行する準備が整います。

ただし、必ずリアルタイムでの動作を確認しながら進めてください。

ステップ4: インジケーターのカスタマイズ

作成したインジケーターをカスタマイズすることで、自分の取引スタイルに合ったツールに仕上げることができます。

例えば、色やラインの太さを変更することで、視認性を向上させることが可能です。

また、特定の条件に基づいてアラートを設定することもおすすめです。

さらに、他のテクニカル指標と組み合わせることで、より精度の高いトレードが期待できます。

例えば、移動平均線とRSIやMACDを組み合わせることで、トレンドの強さと価格の勢いを同時に確認できます。

これにより、エントリーポイントをより精度高く見極めることが可能になりますよ。

ステップ5: リアルタイムでの使用と微調整

最後に、インジケーターをリアルタイムで使用し、そのパフォーマンスを評価します。

市場の変動に対応できるか、シグナルが適切に出ているかを確認しましょう。

必要に応じて、インジケーターのパラメータを微調整することが重要です。

例えば、移動平均線の期間を短くしたり、アラート条件を変更したりすることで、インジケーターの精度を高めることができます。

実際の取引に使用する前に、デモトレードで十分にテストすることを強くおすすめします。

これにより、リスクを最小限に抑え、効果的なトレードが可能になります。

 

3. ChatGPTへのプロンプト:3本の移動平均線を使ったインジケーター

今回は、ChatGPTを使用して3本の移動平均線を活用したカスタムインジケーターを作成する方法について詳しく解説します。

移動平均線は、トレンドの方向性を把握し、取引のタイミングを判断するために非常に有効なツールです。

特に複数の移動平均線を組み合わせることで、トレンドの強さをより正確に捉え、リスクを低減しながらトレードの精度を高めることが可能です。

この章では、具体的にどのようなプロンプトをChatGPTに入力すれば、望む結果を得られるのかを見ていきましょう。

ChatGPTを使ってMT4カスタムインジケーターを作成するためのプロンプトテンプレート | 初心者プログラミング奮闘記 (autofx-ai.net)

プロンプトの概要

まず、プロンプトの目的を明確に設定することが重要です。

今回のインジケーターでは、短期、中期、長期の3本の移動平均線を使ってトレンドを確認し、エントリーやエグジットのタイミングを提供することを目指します。

これにより、トレンドの強さをしっかりと把握でき、リスクを抑えた効果的なトレードが可能になりますね。

このプロンプトの内容を具体的に以下のように設定してみましょう。

MQL4カスタムインジケーター作成のプロンプト

ChatGPTのプロンプト例は以下の通りです。

貴方はプロのプログラマーです。
MQL4で以下の内容のコードを書いてください。

以下は、指定された内容に基づいてChatGPTにMQL4でカスタムインジケーターを作成するためのプロンプトです。

#プロンプト:
MQL4カスタムインジケーター作成のプロンプト
インジケーター名: Triple Moving Average Trend Indicator

目的:
3本の移動平均線を使用してトレンドの強さを確認し、エントリーおよびエグジットのタイミングを提供します。トレンドが明確に把握できるため、リスクを低減し、エントリーポイントの精度を向上させます。

使用するチャートタイプ:
USD/JPYを含む通貨ペア、時間足は任意(例: 1時間足、4時間足、日足)。

主要なパラメータ:

期間:

短期移動平均線: 20
中期移動平均線: 50
長期移動平均線: 100
値の種類: クローズ価格

表示スタイル: ライン
チャートウインドウに表示
計算方法:

各移動平均線(短期、中期、長期)を計算し、それぞれの値をチャート上に表示します。
短期、中期、長期の3本の移動平均線が上向きに並んでいる場合は上昇トレンド、逆に並んでいる場合は下降トレンドと判断します。
エントリー・エグジットの条件:

エントリー条件:

短期>中期>長期の順に上向きに並んだ場合に買いエントリーでredの上矢印を表示。
逆に、短期<中期<長期の順に下向きに並んだ場合に売りエントリーでaquaの下矢印を表示。

カラー・ラインスタイルの設定:

カラー:

短期移動平均線: 緑
中期移動平均線: 青
長期移動平均線: 赤
ラインの太さ: 1

ラインスタイル: 実線

コメントや注意事項:

トレンドが発生していない際には、シグナルの頻度が増える可能性があります。
バックテストとリスク管理を行い、トレードスタイルに合わせて最適化してください。

このプロンプトでカスタムインジケーターのMQL4コードを作成します。

プロンプト作成のポイント

プロンプトを作成する際には、以下のポイントに注意すると良いですよ。

  • 目的を明確にする: 何のためにインジケーターを作成するのか、どのような効果を期待するのかをはっきりさせます。
  • 具体的な条件を設定する: 使用する移動平均線の期間や計算方法、エントリー・エグジットの条件などを詳細に記載します。
  • 柔軟性を持たせる: 必要に応じて、パラメータや設定を変更できるようにすることも大切です。

ChatGPTへの指示の工夫

プロンプトがシンプルであるほど、ChatGPTは正確に指示を理解しやすくなります。

例えば、「期間」の設定では、具体的な数値を示しつつも、後で調整できるようにするなど、柔軟性を持たせましょう。

また、条件が複雑な場合は、段階的にプロンプトを送信して、ChatGPTが正確に理解しているか確認しながら進めると良いです。

4.ChatGPTで作成したMQL4コード

プロンプトを作成したので早速カスタムインジケーターをChatGPTで作成します。

使用するのは有料版のChatGPT4oです。

上記のプロンプトを入力して送信するだけです。

ChatGPT4oで作成したコード

実際に作成されたコードは次の通りです。

 


//+------------------------------------------------------------------+
//|                                              Triple MA Trend.mq4 |
//|                        Copyright 2024, MetaQuotes Software Corp. |
//|                                         https://www.mql5.com      |
//+------------------------------------------------------------------+
#property indicator_chart_window
#property indicator_buffers 3
#property indicator_color1 Green
#property indicator_color2 Blue
#property indicator_color3 Red

//--- input parameters
input int MA1_Period = 20;
input int MA2_Period = 50;
input int MA3_Period = 100;

//--- indicator buffers
double MA1_Buffer[];
double MA2_Buffer[];
double MA3_Buffer[];

//+------------------------------------------------------------------+
//| Custom indicator initialization function                         |
//+------------------------------------------------------------------+
int OnInit()
  {
   // Indicator buffers mapping
   SetIndexBuffer(0, MA1_Buffer);
   SetIndexBuffer(1, MA2_Buffer);
   SetIndexBuffer(2, MA3_Buffer);
   
   // Set indicator lines
   SetIndexStyle(0, DRAW_LINE);
   SetIndexStyle(1, DRAW_LINE);
   SetIndexStyle(2, DRAW_LINE);
   
   // Set indicator short name
   IndicatorShortName("Triple MA Trend");

   return(INIT_SUCCEEDED);
  }
//+------------------------------------------------------------------+
//| Custom indicator iteration function                              |
//+------------------------------------------------------------------+
int OnCalculate(const int rates_total,
                const int prev_calculated,
                const datetime &time[],
                const double &open[],
                const double &high[],
                const double &low[],
                const double &close[],
                const long &tick_volume[],
                const long &volume[],
                const int &spread[])
  {
   int limit = rates_total - prev_calculated;

   if (prev_calculated > 0) limit++;
   
   for (int i = limit - 1; i >= 0; i--)
     {
      MA1_Buffer[i] = iMA(NULL, 0, MA1_Period, 0, MODE_SMA, PRICE_CLOSE, i);
      MA2_Buffer[i] = iMA(NULL, 0, MA2_Period, 0, MODE_SMA, PRICE_CLOSE, i);
      MA3_Buffer[i] = iMA(NULL, 0, MA3_Period, 0, MODE_SMA, PRICE_CLOSE, i);

      // Buy Signal
      if (MA1_Buffer[i] > MA2_Buffer[i] && MA2_Buffer[i] > MA3_Buffer[i])
         {
          if (MA1_Buffer[i + 1] <= MA2_Buffer[i + 1] || MA2_Buffer[i + 1] <= MA3_Buffer[i + 1])
            {
             ObjectCreate(0, "BuyArrow" + IntegerToString(i), OBJ_ARROW, 0, time[i], low[i]);
             ObjectSetInteger(0, "BuyArrow" + IntegerToString(i), OBJPROP_ARROWCODE, SYMBOL_ARROWUP);
             ObjectSetInteger(0, "BuyArrow" + IntegerToString(i), OBJPROP_COLOR, clrRed);
             ObjectSetInteger(0, "BuyArrow" + IntegerToString(i), OBJPROP_WIDTH, 1);
             ObjectSetDouble(0, "BuyArrow" + IntegerToString(i), OBJPROP_PRICE, low[i] - 10 * Point);
            }
         }
      // Sell Signal
      if (MA1_Buffer[i] < MA2_Buffer[i] && MA2_Buffer[i] < MA3_Buffer[i]) { if (MA1_Buffer[i + 1] >= MA2_Buffer[i + 1] || MA2_Buffer[i + 1] >= MA3_Buffer[i + 1])
            {
             ObjectCreate(0, "SellArrow" + IntegerToString(i), OBJ_ARROW, 0, time[i], high[i]);
             ObjectSetInteger(0, "SellArrow" + IntegerToString(i), OBJPROP_ARROWCODE, SYMBOL_ARROWDOWN);
             ObjectSetInteger(0, "SellArrow" + IntegerToString(i), OBJPROP_COLOR, clrAqua);
             ObjectSetInteger(0, "SellArrow" + IntegerToString(i), OBJPROP_WIDTH, 1);
             ObjectSetDouble(0, "SellArrow" + IntegerToString(i), OBJPROP_PRICE, high[i] + 10 * Point);
            }
         }
     }

   return(rates_total);
  }
//+------------------------------------------------------------------+

 

これをMT4のメタエディターにコピペしてコンパイルするだけです。

幸いにも今回は一発でコンパイルを通りました。

5.3本の移動平均線を使用したカスタムインジケーター

MQL4コードが完成したので早速使用してみましょう。

メタエディターでコンパイルに成功したのでMT4で作成したカスタムインジケーターを適用するだけです。

カスタムインジケーター

完成したカスタムインジケーターはこちらです。

3SMA カスタムインジケーター

3SMA カスタムインジケーター

見えにくかったので移動平均線の緑と青の色を変えてあります。

またラインの太さも太くしてあります。

また見えにくいですが条件を満たしたローソク足のところに赤矢印とaquaの矢印が表示されています。

目的は達したカスタムインジケーターが作成できました。

まとめ

この記事では、ChatGPTを活用して3本の移動平均線を使ったカスタムインジケーターを作成する方法を解説しました。

このインジケーターを使用することで、トレンドの確認が非常に簡単になり、エントリーやエグジットのタイミングを精確に把握することができます。

特に初心者の方でも、リスクを軽減しながら効果的なトレード戦略を立てるために、役立つツールとして活用できるでしょう。

また、移動平均線を使ったこのインジケーターは、トレンドの強さを視覚的に確認できるため、トレードの精度を向上させることが期待できます。

最終的に、チャート上での視覚的な確認が容易であり、トレーダーとしての判断力を向上させるための強力なツールとなるでしょう。

ぜひ、この記事を参考にして、自分だけのカスタムインジケーターを作成して、トレードの成功率を高めてくださいね。

 

⇦ 【ChatGPT】ストキャスティクスオシレーターを利用したカスタムインジケーターの作成方法

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